武蔵野貨物は浦和のどこを通っているのか 散歩編
中浦和 - 北浦和 - 与野間の地下には鉄道が走っています。とはいってもメトロのような地下鉄ではなく、
武蔵野貨物線大宮支線という貨物列車の路線です。
この線路はかなり浅い場所を走っているようで、北浦和公園では貨物車が通ると地上でも揺れを感じることができます。
私はこの線路について、長年の疑問を持っています。それは「どこに線路が通っているの?」ということです。
Googleマップにはこの線路が武蔵野線として描画されていますが、明らかに嘘の線形を描いています。
とても気になるので今回は歩いて探してみます。
探索前半:中浦和~県道57号
探索日:2022年8月17日
武蔵野貨物線は中浦和駅の南側で東西からの線路が合流し、北へと抜けています。ここでは高架になっています。
下は駐輪場や駐車場として使われています。
駅から離れるについて線路は徐々に高度を下げていきます。
別所沼公園の西側で大宮台地に衝突し、ここから線路は地下へと潜ります。
線路の上には階段で登ることができます。上は住宅街になっています。
しばらくは普通の住宅街で、特に地上の見た目から線路の存在を認知することはできません。
少し北に進むと謎の細長いコンクリートの壁が出現します。これは与野と浦和を隔てる国境沿いの壁です。この中を武蔵野貨物線が通っているらしいです。
このコンクリート壁は市役所通りの下をくぐり、六間道路付近まで続きます。所々で歩道橋がついていますが、無機質な白い壁が住宅街を分断している様子は異様な雰囲気を醸し出しています。子供の頃はこの壁付近でよく迷っていました。
六間道路の手前で再び地下に潜っていきます。線路が潜ったすぐ先は、そのままの線形で駐車場になっていました。
線路の進行方向には交差点があり、歩道橋が架かっています。おそらくこの交差点の中心を通過しています。
交差点の先は幼稚園があります。その裏は老人ホームです。地下に潜って線形を潜めていた線路ですが、ここで再びその影を見せ始めます。この老人ホームは東西に棟が分かれており、中央部分が通路になっています。この通路がピッタリ線路の推定位置と一致しているのです。
基礎などの関係で線路上には高い建物が建てられないのでしょうか。手前の幼稚園も、線路の位置だけ建物が簡素な作りになっています。
北側の大型マンションも同じように東西に分かれています。中央は緑地です。
さらに推定地点を進んでいきます。大型マンションを超えると下り坂になっています。途中のマンションは不自然に凹んでいました。これも線路を避けるためでしょうか。
下りきった地点には常盤緑道があります。この緑道は昔の水路で、今は暗渠となっています。このあたりではこの緑道を底にした緩やかな谷を形成しています。
県道57号との交差地点近くに謎のコンクリート建築物がありました。これは関係あるのでしょうか。
探索後半:北浦和~県道57号
探索日:2022年8月15日
与野~北浦和間は8つほどの線路が並行に走っています。そのうち2本は、常盤中学校の脇から高度を下げ始め、日本語国際センター辺りで完全に潜ります。こちらの開口部は近くの歩道橋から見ることができます。
この先の線形は地上からもわかりやすいです。まず地上の線路から離れた後は、駐輪場があります。手前にはコンクリートの蓋が見えます。
そのまま建物の空白地帯をなぞっていきます。駐輪場の先はいくつかの駐車場になっていました。
その後線路は病院の裏を通過していきます。病院には地下駐車場があるため、この下を通っていないことがわかります。
探索時点ではその隣が空き地になっていました。ここも線路が地下にあると推定されます。
線路がある場所には大きな建物が建たないという推察をしていましたが、現在ここには小さなビルが建っています(なぜ?)。
北浦和駅前まで来ました。線路は商店街を抜けていきますが、推定地点には相変わらず高いビルがないのでわかりやすいです。
線路は国道17号と国道463号の交差点の地下を通ります。写真右側のビルの手前の謎の空間、線路が下を通っているからこそ生まれたんですね。
公園の中には線路の霊圧が見られず、どこに走っているのかがわからなくなってしまいました。
よくわからないながら、線路は北浦和公園・常盤小学校を抜けて住宅街を通ります。適当に歩いていると、常盤緑道沿いに謎の建築物を見つけました。
ここは緑道なので周囲で一番低く位置しています。線形としてもこの地点を線路が通っている可能性は高いです。おそらく通気口か点検口なのだと思いますが、特に何も書いていないのでわかりません。あまり使われている形跡もありません。
近くから県道57号に出ると、眼の前に例のマンションが見えました。
今回の旅路:
P.S.
地理院地図が多分正確な線形を示していました。
歴史編に続きます
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